マットレスもモットンとは大違いです。

大阪府にある西成地区は、バックパッカーや日雇い労働者が安く泊まることのできるホテルが豊富にあります。 その中でも特に安いとされる1泊1100円のホテルに宿泊してきた体験談をお話しします。 その日ブッキング.comでも最安で泊まれる宿ということで、ネット予約を済ませて現地へ向かいました。 歴史を感じるようなホテルの佇まいで、受付ではまず犬が出迎えてくれました。 呼び鈴を鳴らしてスタッフを呼ぶと、まず冊子を渡されて館内注意を閲覧するように促されます。 冊子を一通り読み終えると、代金+鍵の保証代として1,000円(帰りに返還される)を支払います。 西成ではこの鍵の保証代というのは一般的なようで、近隣のホテルの多くで採用されているようです。 鍵を受け取った後は部屋へ、こちらは三畳程度の部屋で布団をひくとフロアが一面埋まるような広さとなっています。マットレスもモットンとは大違いです。

安いので文句はないですが

またエアコンはなく扇風機のみでしたが、秋の涼しい時期での利用だったため問題はありませんでした。 同じフロアの住人が歩く度にお腹に衝撃が走るような床でしたが、そこまで頻繁ではなかったことと夜は静かであったためそこまで気になることはなかったです。 テレビは昔ながらのブラウン管でしたが、チューナーが取り付けてあるため見ることができました。 リモコンはなかったのでテレビを直接操作するシステムだったのが印象的です。 また部屋の電気は一旦外に出て付けたり消したりするシステムで、寝る前は外にあるスイッチをオフにします。

様々なホテルを経験したいという方には

ホテルの隣には格安の総菜屋さんがあり、食べるものには困らずに過ごすことができました。 お風呂での浴槽利用に関しては時間が決まっており、私はシャワーだけでいいと思ったので朝の人の少ない時間に浴びました。 こちらのホテルはほぼ住んでいるようなプロ宿泊者が多く、我が家のように過ごしている人が多いのが印象的でした。 帰り支度をしてフロントへ行くと、手慣れた様子で最初に預けた保証金の1,000円が返還されます。 大阪で格安で一泊したい、様々なホテルを経験したいという方にはおすすめです。